新書「昆虫展足の世界 TENSOKU -Insect preparation- 」が出版されました
- Hanataki
- 2024年12月14日
- 読了時間: 2分

当店花滝が誇る最強タッグ、新進気鋭の昆虫標本アーティスト福井敬貴 × 標本商小林一秀による共著「昆虫展足の世界 TENSOKU -Insect preparation- 」(メディアパル)が出版されました。
昆虫標本の脚や触角を整形する手法「展足」。その第一人者として名高い福井敬貴が、伝統あるロンドンの大英自然史博物館に眠るオールドコレクションを特別な許可を得て展足をほどこしました。100年前の油やカビが付着した標本も、現代の技術で美しく生まれ変わります。
昆虫標本蒐集文化の歴史について造形の深い小林一秀による歴史解説も。どのようにして展足という文化が発祥していったのか、19世紀の資料を紐解きながら検証するコラムつき。
自然科学の驚異的な魅力を余すところなく引き出すヴィジュアルブックを制作する出版社STRAIGHTより出版。ぜひお買い求めください。
■Amazonでのご購入はこちらから→https://amzn.asia/d/iJbBkYm
■STRAIGHT公式ホームページからのご購入はこちら→https://straight-books.stores.jp/items/66ed1d1741100f0217c29bbd
【Amazon書籍紹介より引用】
針で昆虫標本のポージングをしていく技術「展足(てんそく)」。昆虫標本を作る際に行われる作業のひとつですが、実は日本人の展足への拘り・技術は独特の文化をかたち作っており世界的に見ても異質なものです。本書は、気鋭の標本作家・福井敬貴氏による、その芸術的な「展足技術」にフォーカスした世界初のヴィジュアルブックです。
グラビアページでは、ダーウィンのコレクションなども眠る大英自然史博物館の稀少な昆虫標本たちを、特別な許可を得てクリーニング・再展足を行い、現代に美しく蘇らせました。状態が悪かった標本が、展足技術によってドラスティックな変化を遂げて生まれ変わる。そんなビフォーアフターの数々を堪能することができます。
また、福井氏独自の展足技術を惜しげもなく紹介した技術解説ページのほか、昆虫研究者の小林一秀氏による「昆虫標本の歴史」についての解説も読み応えたっぷり。
グラフィックデザイナー佐藤 卓氏からいただいた帯コメント「展足は標本のデザインだ!」という言葉の通り、無数の針で昆虫の姿を描いていく作業はまさにアートであることを実感できる一冊です。


