
PRUDUCED BY HANATAKI × T-WOOD
EUROPEAN STYLE SPECIMEN BOX

花滝×ティーウッド スペシャルコラボ新商品!
■新商品 フランス箱 <European Style Entomological Box>

このたび創業開始52年の老舗標本箱メーカー株式会社ティーウッド(T-WOOD)と、当店昆虫標本商花滝のスペシャルコラボレーションが実現!
ヨーロッパの昆虫標本文化に精通した花滝代表小林の監修のもと、株式会社ティーウッドが誇る世界最高の最高技術をもって新商品「フランス箱」をプロデュースいたしました。
フランスをはじめとした昆虫標本コレクションの本場ヨーロッパにて、コレクターたちが代々愛用してきた、伝統あるスタイルの標本箱。これまでにありそうでなかった、理想を追求した究極の標本箱をお届けいたします。
■フランス箱とは?
フランスやイタリア、チェコなどを中心に、ヨーロッパで最も一般的に普及している標本箱の規格です。
大きさはW390㎜×D260mm×H60㎜の横長の長方形で統一されており、従来のドイツ箱の中型サイズW424㎜×D328㎜×H55㎜と同等程度のサイズ感に仕上がっております。
ただし縦の長さ(D奥行き)が中型ドイツ箱より短いため、奥行きのないテーブル上などで作業する際に、取り回しが良いことが特徴です。
ドイツ箱を扱う際にネックとなっていたその奥行きの長さや、大きさを改善した本商品は、研究やコレクションにおける効率性の上昇にも貢献します。
フランスをはじめとしたヨーロッパの博物館では本規格が長年使用されており、その利便性はまさに折り紙付きです。
■製品概要
-商品名:フランス箱
-サイズ:W390mm×D260mm×H60mm
-種類:全一種(艶あり黒、UXカットフィルム貼り)
-仕様:厚さ10㎜ぺフ、UVカットフィルム貼り、木製標本箱
-価格:¥9,800 (新製品リリース記念 大手町インセクトフェア特別特価。消費税込み)
※今後の店頭販売価格、および各種通信販売サイト上での販売価格は上記とは異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
-購入方法:大手町インセクトフェア(2025年9月23日開催)にて先行発売の後、各昆虫ショップ・通信販売サイト上にて販売開始予定。
新製品〈フランス箱〉の魅力 その1
✅虫を大きく見せる視覚効果
縦の長さを詰め、中箱規格の小型化によってぺフの白色面積を狭めることにより、虫をより大きく引き立てる視覚効果があります。

縦の長さ(D奥行き)が中型ドイツ箱より短いため、大型甲虫が綺麗に収まるサイズ感。
例えば大型ゾウカブトを標本箱に収める場合、特大ドイツに入れた場合と、フランス箱に入れた場合を比較してみましょう。
大型ドイツ箱ではその大きさゆえに、余白が多く目立ちます。残念ながら白は膨張色につき、暗色の標本をより小さく見せてしまう視覚効果があります。
しかしながらフランス箱は縦の長さを切り詰めたデザインにより、フレームと標本の距離が近づいたおかげで、まるで標本が箱の中から溢れんばかりに大きく見えます。
箱の中にリボンで装飾を施したり、地図や採集時の思い出の写真を飾ってディスプレイするのも良いでしょう。
新製品〈フランス箱〉の魅力 その2
✅標本を最大限に美しく見せる縦横比
これまでドイツ箱と呼ばれ、日本で長年作られてきた標本箱は横縦比が約4:3に近いものでした。(W509㎜×D418×H55~60㎜)。
しかしフランス箱は、テレビの画面などで一般的に用いられる横長の16:9に近い割合になっています。
縦の長さを切り詰めることによって、水平方向(横方向)に視線を誘導することができます。

1930年代にフランスにて製造された、歴史ある本場の「フランス箱」。
横長で、視線誘導効果も抜群。
▼豆知識
どうして標本箱は「ドイツ箱」と呼ばれるの?
日本では一般的に、木製でしっかりとしたガラス蓋つきの標本箱は「ドイツ箱」と呼称されています。
しかしドイツで製造されたわけでもないのに、なぜ「ドイツ箱」と呼ぶようになったのでしょうか?
実はその秘密は、標本箱の横縦の比率にあります。
世界中の国々でそれぞれ文化や風習が異なるように、ドイツでは歴史的に横縦比約4:3ほどの、やや少しだけ横が長い長方形の標本箱が使用されてきました。
それに対してフランスやチェコでは明らかに横長の長方形の標本箱がメジャーであったり、イギリスにおいては横縦比1:1の正方形の標本箱が用いられています。実際にパリの国立博物館ではこの横長の標本箱が、ロンドンの大英自然史博物館では正方形の標本箱が主に使用されているのです。
日本においては「ドイツ箱」というと、「木製のしっかりと密閉性のある箱」という意味合いが定着しています。しかしそれには、それぞれの国や地域によって標本箱のデザインが異なるという背景に由来しているという事実があるのです。
(解説:花滝代表 小林一秀)

■大英自然史博物館(イギリス、ロンドン)に保管されている、18世紀の古いコレクション。イギリスでは伝統的に、正方形の標本箱が用いられてきました。それぞれの国によって、使用される標本箱にもそれぞれ異なる特徴が見られます。
Sir Joseph Banks collection (Natural History Museum, London)
新製品〈フランス箱〉の魅力 その3
✅ 肉厚の10㎜ぺフを使用
日本国内で流通している標本箱の多くは、厚さ「6mm」のぺフ(標本を刺すための白色ポリフォーム)が使用されています。
日本製の標本箱のペフは通常6mmで、ティーウッド製の標本箱ではT型が8mm、N・K型では6mmのものが使用されています。
今回、フランス箱ではヨーロッパでは定番の厚さ「10mm」の肉厚ぺフを贅沢に使用。
大切な標本を安定して固定し、衝撃などによるダメージから守るために抜群の効果があります。
従来の6㎜ぺフでは、その薄さゆえに、カブトムシなどの大型甲虫を固定して発送した際に、重みで「留め針」がぺフから抜け落ちてしまう問題が発生しました。
10㎜肉厚ぺフではしっかりと針先が奥深くまで差し込まれて標本が固定されることで、各種運送サービスを利用しての標本の発送時や、即売会での持ち運び時などの場面において効果を発揮します。
新製品〈フランス箱〉の魅力 その4
このたびフランス箱リリースを記念して、イギリス在住の昆虫細密画家カリム・ナハブ―(Carim Nahaboo)氏にイメージロゴをデザインしていただきました。
フランスのコレクターに最も人気の高い昆虫の一つである「カシクスオオツノハナムグリ(Goliathus cacicus)」がモチーフで、上翅にまるで咲き乱れる藤の花のような黒い模様が出現する、本種の最上位型と称されるヒエログリフィクス型をデザイン。
カシクスオオツノハナムグリはパールのような美しい光沢の上翅を持つことにちなみ、製品の側面にはオーロラに輝く花滝×ティーウッドの特別コラボステッカーを添えました。


カリム・ナハブー Carim NAHABOO
自然史画家・イラストレーター。イギリス在住。昆虫を中心とした無脊椎動物を、科学的正確さと芸術的美しさを両立させたスタイルで描く。
Instagramでは約6万人のフォロワーを誇る、世界的に有名な新進気鋭の昆虫細密画家。特にインクと色鉛筆を用いた緻密な写実画を得意とする。20年以上にわたり、飼育を通じて昆虫の形態と行動を深く観察し、それらの知見を作品に反映させている。


「Song Bird」(2024)

「Macrodontia cervicornis」(2024)

「Carabus insulicola」(2021)
理想の標本箱の追及
新商品「フランス箱」開発秘話を開発者によるロングインタビューでお届け!
標本箱の作製方法とは?理想の標本箱とは?
新世代のスタンダードを求めて───
■ご購入方法に関して
9月23日に開催される大手町インセクトフェアの「花滝」および「ティーウッド」のブース内にて、数量限定で先行販売を実施いたします。
コレクション用として、そして移動用の標本箱として、ぜひお買い求めください。
現在、フランス箱の通信販売および店頭販売は行っておりません。
インセクトフェアにおける先行販売の終了後に販売ページを公開いたしますので、今暫くお待ちいただくようお願い申し上げます。
また、当商品の取り扱いをご検討される各昆虫ショップ様や通信販売業者様におかれましては、その旨をお問合せフォームよりご連絡下さい。代表小林から詳細に関して折り返しご連絡を差し上げます。

■製品概要
-商品名:フランス箱
-サイズ:W390mm×D260mm×H60mm
-種類:全一種(艶あり黒、UXカットフィルム貼り)
-仕様:厚さ10㎜ぺフ、UVカットフィルム貼り、木製標本箱
-価格:¥9,800 (新製品リリース記念 大手町インセクトフェア特別特価。消費税込み)
※今後の店頭販売価格、および各種通信販売サイト上での販売価格は上記とは異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
-購入方法:大手町インセクトフェア(2025年9月23日開催)にて先行発売の後、各昆虫ショップ・通信販売サイト上にて販売開始予定。

