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PAINE

(東京都/三ノ輪)

名実ともに日本一の標本商。長年の販売実績を誇る老舗標本商であるパイネは東京・上野からほど近い三ノ輪に店舗を構える。基本的に金土日の午後のみオープン。

 パイネの強みは、なんといっても取り扱う昆虫の豊富さと圧倒的な量です。ここでは驚くべきことに、大型の甲虫や蝶などの人気種はもちろんのこと、小さなヒゲブトオサムシからアリバチ、ナナフシやハムシなど一部の微小昆虫を除くありとあらゆるジャンルの標本を高いレベルで取りそろえています。在庫の数では他の追随を許しません。

 

創業者であり、現在もなお活躍中の店主宮下氏は半世紀にもわたり世界中の国々から昆虫を蒐集されています。現在では中心となって店を切り盛りするご子息の宮下圭氏も甲虫を中心に幅広い知識を備え、彼らのコレクションは並みの博物館をはるかに凌駕するほどです。

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​店内には展脚品とパック品の両方が並ぶ。甲虫、鱗翅、どちらも共にものすごい標本量だ。

店内には常時何百、何千もの標本箱が所狭しと並びます。しかしそこに出ているものはほんの一部にすぎず、レジの後ろに広がる無数のストックには膨大な数の標本が眠っているので、探している種類があれば店主に声をかけてみるといいかもしれません。

知識豊富な店主が必ずや要望に応えてくれることでしょう。

​店主の宮下氏は長きにわたり世界中の様々な地域から標本を集めてきた。ヨーロッパのコレクターの放出品といった珍しいものから、現在では開発によって絶滅の可能性が示唆されている孤島で得られた珍種など、ここでしか手に入らないものも多い。

​標本箱の山。標本箱の販売や、持ち帰り用の簡易箱の販売もしているので気軽に訪れて購入が可能だ。

​パイネは宮下ビルの4階に店を構える。博物館のバックヤードのような独特の雰囲気があるが、気軽に店のドアを開けてみてほしい。

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